市販薬

アレルギー性結膜炎におすすめの目薬!あなた自身で目薬が選べるようになる

アレルギー性結膜炎の症状

こんにちは、たまごろです。

花粉の時期やハウスダストなどで突然、目のかゆみや充血、涙がでたりすることがあると思います。

それは、もしかしたらアレルギー性結膜炎の可能性があります。

このような症状を早く抑えたいあなたに、おすすめの目薬を紹介していきます。
しかし、ただ紹介するのではなくあなた自身が納得した上で市販の目薬を購入できようにしていきます。

そのためには、アレルギー性結膜炎に関して少し勉強をしてから目薬を選んだ方がより納得して選べるとようになりますので、アレルギー性結膜炎に関しても勉強をしていきましう。

勉強時間としては10分程度です。

勉強のステップとしては

  • アレルギー性結膜炎の症状
  • アレルギー性結膜炎の原因
  • 目薬に含まれる成分の解説
  • おすすめ目薬のまとめ表

の順で解説していきます。さっそくですが、アレルギー性結膜炎の症状はどういった症状がでるのかみていきましょう。

アレルギー性結膜炎の症状

症状としては

目のかゆみ、充血、サラサラとした目やに、涙がでるなどです。 特に目のかゆみに関してはアレルギー性結膜炎の特徴とも言えます。 また、目以外の症状として、鼻水、くしゃみなどを伴う場合があります。

こういった症状に関しては市販薬で対応が可能です。

しかしアレルギー性結膜炎が重症化してしまうと市販薬での対応は難しくなります。

重症化してしまうと巨大乳頭がみられるようになります。
巨大乳頭とは、まぶたの裏側にブツブツができます。
そのまま放っておくと、角膜(黒目の部分)にも異常をきたす場合があリます。
このような症状がみられた場合は医療機関(眼科)に受診するようにしましょう。

他には、目に痛みや視力に異常がある、片方の目だけに症状がある、なかなか症状が改善しない場合でも医療機関に受診するようにしましょう。

 

続いてはアレルギー性結膜炎の原因に関してみていきましょう。

アレルギー性結膜炎の原因

原因としては

コンタクトレンズの汚れ、ハウスダスト、花粉、ほこりなどがあります。

花粉、ハウスダスト、ほこりなどが目の表面や粘膜に付着すると、やがて炎症が起こり発症して、アレルギー性結膜炎になります。

花粉が原因のアレルギー性結膜炎は特定の季節にだけ症状があらわれます。

一方、ハウスダストやほこりなど季節に関係なくおきるアレルギー性結膜炎はその原因となるハウスダスト、ほこりなどの除去も行うことが大事です。

コンタクトレンズの汚れもアレルゲンとなる場合があるので、常に清潔にして使用するようにしましょう。

アレルギー性結膜炎をおこす原因としてのアレルゲンは、人によって異なるため、予防するにはアレルゲンを特定することが必要です。  

それでは、アレルギー性結膜炎の症状と原因についての説明は終わりです。
ここからは自分にあった目薬を選ぶために、目薬に含まれている成分の勉強をしていきましょう!

目薬に含まれている成分の解説

抗アレルギー作用

目のかゆみを抑えてくれます。

成分:クロモグリク酸ナトリウム、ケトチフェンフマル酸塩

抗ヒスタミン作用

目のかゆみを抑えてくれます。

成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩

抗アレルギー作用の成分と抗ヒスタミン作用の成分の違いは、
抗アレルギー作用を示す成分はヒスタミンとメディエーターの放出を抑えて、
抗ヒスタミン作用を示す成分はヒスタミン作用を抑えます。
ここは細かい違いになりますが要するに2つの成分とも、主にかゆみを抑えてくれます。

ビタミン類

  • ビタミンB6:目の新陳代謝(古いものが新しいものに次々と入れかわること)を促進します。
  • パンテノール:ムチン産生の促進(涙をとどめやすくして目を保護する)

アミノ酸類

  • タウリン:目の組織の栄養物として、組織を活性化してくれたり、新陳代謝(古いものが新しいものに次々と入れかわること)を促進します。
  • コンドロイチン:角膜を保護し目にうるおいを保持してくれます。

血管収縮

充血は目の血管が拡張されている状態です。血管収縮成分は血管を収縮させ、充血を抑えます。

成分:ナファゾリン、テトラヒドロゾリン

点鼻、点眼など、限られた部位だけに使用しても、全身に成分が体に作用するため、高血圧、糖尿病、心臓病、甲状腺機能障害などお持ちの方には注意が必要 

抗炎症  

炎症や痛みを和らげる。

成分:プラノプロフェン

消炎・収れん      

炎症を抑えてくれます。

成分:グリチルリチン酸二カリウム、イシプロンーアミノカプロン酸

 

 

成分の解説をかんたんにまとめました。ここまで理解できていればアレルギー性結膜炎に効く市販薬は選べます。

 

それではこれから自分にあった目薬を選んでいきましょう!

 

薬のまとめ表

私がおすすめの目薬5種類を、表にまとめました。

今の症状に対して、必要な成分がどの目薬に含まれているか表で見ていただき、
自分に最適な目薬を選んでいきましょう!

☑️:成分が入っている

❌:成分が入っていない

  アイリスAGクール エージーアイズアレルカットC,M,S ロートアルガードクリアブロックExa,Z ロートアルガードコンタクトあa サンテALn
           
1日の回数 3〜6回 4〜6回 4回 5〜6回 5〜6回
抗アレルギー ☑️ ☑️
抗ヒスタミン ☑️ ☑️ ☑️ ☑️ ☑️
ビタミンB6 ☑️ ☑️
パンテノール ☑️
タウリン ☑️ ☑️
コンドロイチン ☑️ ☑️ ☑️ ☑️
テトラヒドロゾリン ☑️ ☑️
プラノプロフェン ☑️
消炎・収れん ☑️ ☑️ ☑️
コンタクトレンズをつけての使用 ソフトコンタクトは❌ カラーコンタクトは❌ ソフトコンタクトは❌
 
  • エージーアイズアレルカット
    C=クールタイプ(爽快感)
    M=モイストタイプ(うるおい+爽快感)
    S=ソフトタイプ(ソフトな使用感)

  • ロートアルガードクリアブロックExa,Zの違い
    Zの方がコンドロイチンとクロルフェニラミン(抗ヒスタミン作用)の成分を多く含まれています。
 

ナファゾリン、テトラヒドロゾリンなどの血管収縮成分や抗ヒスタミン成分が含まれる点眼薬は眼圧を上昇させ緑内障(閉塞隅角緑内障)を悪化させる可能性があります。

 

血管収縮成分が含まれている点眼薬は充血を抑えてくれますが、長期間使用すると二次充血をひきおこす可能性があります。
二次充血とは薬の効果がきれた時、再び充血してしまうということがおきます。

 

抗炎症作用を示すプラノプロフェンが含まれている点眼薬は妊娠や妊娠している可能性のある人、授乳中の人、7歳未満の小児には使用しないようにしましょう。
ロートアルガードクリアブロックExa,Zはプラノプロフェンが含まれいるため注意が必要!

 

以上でアレルギー性結膜炎におすすめの目薬の解説は終わりです。

まとめ

目のかゆみ、充血、涙が出たりした場合はアレルギー性結膜炎の可能性があります。
重症化してしまうと治療が困難になる場合があるので早めに対処していきましょう。

対処としては原因のアレルゲン(ハウスダスト、ほこり、花粉など)の除去や市販の目薬を使用してみるなどがあります。

市販の目薬を選ぶ際は今回の勉強で得た知識で、あなたにとって最もよく効く目薬を選ぶことができるはずです。

なかなか症状が改善しない場合は医療機関に受診するようにしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

目薬を購入する際は必ず添付文書(薬の説明書)を読んでから購入するようにしてください