こんにちは、たまごろです。
さっそくですが、お仕事や、受験勉強などで、目が疲れていませんか?
または、スマホや、テレビを見た後に「目が疲れたな〜」と感じたことはありませんか?
いざ、ドラックストアに行ってみると
「市販の目薬は種類が多くて、どれが一番いいのかわからない」
「薬剤師に相談したいけど、忙しそうだし、話しかけるのが苦手だな…」
と思っているあなたに、今回は目の疲れに効く、市販のおすすめの目薬を紹介していきます。
しかし、ただ紹介するのではなく、あなたと一緒に、あなたが納得するかたちで目薬を一緒に選んでいきます。 そのためには少し疲れ目に関して勉強が必要になってきますので、そこも解説していきます。
たったの5分〜10分程度の勉強時間であなたにあった目薬が選べるようになります。
以下の5つのステップを踏みながら解説していきます。
- 疲れ目と、眼精疲労の違い
- 市販の目薬で対応可能な、眼精疲労のタイプは?
- 眼精疲労のタイプ別の原因
- 目薬に入っている成分の解説
- 疲れ目の目薬を選ぶ際の、参考となるまとめ表
まずは、あなたの目の疲れはどういった原因で目が疲れているのか、その目の疲れは市販の薬で対応ができるのかどうか知る必要があります。
その次に、自分にあった目薬はどれが合うのか、目薬に入っている成分の解説をしていき、最終的にあなた自身が納得して選べるようにしていきます。
それでは最初のステップの目疲れと、眼精疲労の違いをみていきましょう。
目次
その疲れ目は眼精疲労かも
実は、ただの疲れ目だと思っていたら、それは眼精疲労ということがあります。
「えっ?疲れ目と、眼精疲労って一緒じゃないの?」
「そもそも眼精疲労って何?」
って思ったかもしれません。 なので、ここで一度、疲れ目と、眼精疲労に関しての違いをみていきましょう。
疲れ目とは
- 一時的な目の疲れの症状である
- 回復が早い
眼精疲労とは
- なかなか、目の疲れがとれない
- 目の疲れの他に充血、頭痛、肩こり、めまいなどの症状がでる時がある。
2つの違いに関して簡単に書いてみました。
なかなか疲れ目が回復しなかったり、頭痛や、肩こり、めまいなどの症状がともなった場合は、眼精疲労を疑ってみてください。
また、眼精疲労にはさまざまなタイプがあり、市販の目薬で主に対応できないタイプもあります。 続いては、眼精疲労はどうゆうタイプがあるのかみていきましよう。
市販の目薬で対応可能な、眼精疲労のタイプは?
眼精疲労にはさまざまなタイプが存在します。
そのタイプとは、調節性眼精疲労、筋性眼精疲労、症候性眼精疲労、不等像性眼精疲労、神経性眼精疲労などのタイプがあります。
市販の目薬で主に対応可能な、眼精疲労のタイプは調節性眼精疲労です。 他の眼精疲労に関しては、医療機関に受診することをおすすめします。
しかし、調節性眼精疲労で市販の目薬を使用しても、なかなか症状がおさまらない場合も医療機関に受診するようにしましょう。
それでは、さまざまタイプの眼精疲労の症状に関して説明していきます。
眼精疲労のタイプ別の原因
調節性眼精疲労
スマホや、テレビ、パソコンなどの画面を長時間見続けると、毛様体の筋肉が疲労をおこしてしまいます。
目は遠くを見ている時、水晶体を調節している毛様体の筋肉がゆるみます。
目は近くを見ている時、水晶体を調節している毛様体の筋肉は収縮します。
そのため毛様体の筋肉が収縮した状態が続くと、疲労をおこしてしまい目が疲れるようになります。
遠くを見ている時 近くを見ている時
(ゆるむ) (収縮)
筋性眼精疲労
両目の位置がずれているので、早く疲労をおこしてしまう状態です。 このような状態では、ものがダブって見える時があります。
たとえば、片方の目が内側や外側に向いていたら、無意識に目を寄せる必要があるので、目を動かすのに、目の筋肉に負担がかかります
斜視
より目ができない人でもこの場合にあたります。 より目ができないと近いものを見る時に、一点で視線をあわすことができないので、目が疲れやすくなります。
より目
症候性眼精疲労
疾患によって、ひきおこされる目の疲労です。 たとえば、緑内障や白内障、角膜炎などで目に異常があると、目の疲労がおこしやすくなります。また、更年期障害や糖尿病、高血圧などからも目の疲労をおこす場合があります。 症候性眼精疲労はこういった、病気の症状を治療することによって、目の疲労が軽減されます。
不等像性眼精疲労
左右の視力に差があるとおこしてしまう疲労です。 右目の視力と、左目の視力があわないので脳がうまく処理できず、目が疲れてしまいます。
こういった場合はメガネなどで短正することで目の疲れを軽減できます。
神経性眼精疲労
主に、ストレスなどで自律神経が乱れてしまいおこる目の疲れです。
ストレスとなる原因をなるべく減らしていきましょう。
それではここで目の疲労の原因に関しての勉強は終わりです。 続いては目薬を選ぶ際のポイントとなる成分の説明をしていきます。
成分の説明
主に目の疲れで選ぶ時の成分としてはネオスチグミン、ビタミン類、アミノ酸類が含まれているものが良いでしょう。
ネオスチグミン
毛様体筋に作用し、目の調節機能の低下を抑えてくれます。
ビタミン類
アミノ酸類
抗ヒスタミン
目のかゆみや炎症を抑えてくれます。
血管収縮
目の充血を抑えてくれます。
消炎
炎症を抑えてくれます。
成分の勉強は終わりです。
続いては、参考となるおすすめの目薬をまとめましたので、自分に最も効く目薬を選んでいきましょう。
目薬を選ぶ際の、参考となるまとめ表
目薬を選ぶ際の、参考となるまとめ表を作りました。
☑️:成分が入っている
❌:成分が入っていない
ソフト:ソフトコンタクレンズ
サンテFX Vプ ラス |
サンテボーティエコンタクト | スマイル40EXゴールド | ロートアイストレッチコンタクト | 新サンテドウα | アイリスネオ | |
ネオスチグミン | ☑️ | ☑️ | ☑️ | ☑️ | ☑️ | ☑️ |
ビタミンA | ❌ | ❌ | ☑️ | ❌ | ❌ | ❌ |
ビタミンB6 | ☑️ | ☑️ | ☑️ | ☑️ | ☑️ | ☑️ |
ビタミンB12 | ❌ | ☑️ | ❌ | ❌ | ☑️ | ❌ |
ビタミンE | ❌ | ❌ | ☑️ | ❌ | ❌ | ☑️ |
L-アスパラギン酸 | ☑️ | ❌ | ☑️ | ❌ | ☑️ | ☑️ |
タウリン | ☑️ | ❌ | ☑️ | ❌ | ❌ | ☑️ |
コンドロイチン | ❌ | ❌ | ❌ | ☑️ | ☑️ | ❌ |
抗ヒスタミン | ☑️ | ❌ | ☑️ | ☑️ | ☑️ | ❌ |
血管収縮 | ☑️ | ❌ | ☑️ | ❌ | ❌ | ❌ |
消炎 | ☑️ | ❌ | ❌ | ❌ | ☑️ | ❌ |
コンタクトレンズ装用時 | ソフトは❌ | ☑️ | ソフトは❌ | ☑️ | ソフトは❌ | ソフトは❌ |
血管収縮
目の充血を抑えてくれますが、頻繁に使用しないようにしましょう。
目に酸素があまりいきわたらなくなったり、目の血管の反応性がにぶくなり、充血がよけいに酷くなる場合もあります。どうしても抑えたい時に使用することをおすすめします。
コンタクトレンズ
コンタクトレンズをつけて目薬の使用がダメな場合は、コンタクトレンズをはずして、目薬をさして15分ぐらいあけてから再度コンタクトレンズをつけましょう。
まとめ
目薬を選ぶ際には自分の症状にあったものを選んでいきましょう。
例えば、充血もないのに血管収縮成分が入っているものを選んでしまったり、かゆみもないのに抗ヒスタミン成分が入っているものを選んでだりすることは、なるべく避けましょう。
コンタクトレンズを使用している方は、コンタクトレンズをつけたまま使用できるかどうか確かめてから使用するようにしましょう。
目が疲れていても、調節性眼精疲労、筋性眼精疲労、症候性眼精疲労、不等像性眼精疲労、神経性眼精疲労にあてはまる場合や、目薬を使用しても目の疲れなどがよくならない場合は医療機関に受診することをおすすめします。
あなたにとってもっとも効く目薬が選べたのであれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に購入の際は必ず添付文書(薬の説明書)を読んでから購入するようにしてください