あなたにとって、もっとも効くドライアイ目薬のおすすめ!5つのステップで解説〜

ドライアイ

こんにちは、たまごろです。

今回はドライアイに効く目薬を紹介していきます。
しかし、たんに紹介するのではなくあなたにとっておすすめで、よく効く目薬をあたな自身が選べるように解説していきます。

どの目薬が自分にとって、あっているか自分で納得して購入した方が絶対にいいはずです!

そのためには、ある程度少し勉強が必要になってきます。
5つのステップで解説していきます。
この5つのステップを理解するだけで、目薬が選べるようになります。
その5つのステップとは

  • ドライアイの原因とは(なぜドライアイになるのか)
  • 涙のはたらきと涙の構造
  • ドライアイ目薬を選ぶときの注意点
  • 選ぶときに参考となる成分の解説
  • ドライアイ目薬を選ぶために、参考となるまとめの表

の5つです。たったこれだけ理解できればいいです。

それではさっそく、はじめていきましょう!
まず最初はドライアイってなぜおきるの?その原因についてみていきましょう。

ドライアイの原因

なぜ目が乾燥したり、ゴロゴロしたり、しょぼしょぼしたり、かすむのでしょうか?

その原因として以下のようなことが考えられます。


→涙の量が減ると乾燥しやすい。
なぜなら涙は目を保護していて、涙が減ると目が障害をおこしやすくなります。
ストレスなどは、涙の分泌を減らします。

まばたきの減少
→まばたきが減ると乾燥しやすくなります。例えば、スマホやテレビなどの画面を凝視するとまばたきの回数が減り、目が乾燥します。まばたきをすることによって、目が刺激され、涙の分泌をうながします。なので、意図的でもいいので、まばたきの回数を増やしましょう。

乾燥しやすい環境
→ヘアドライヤーやエアコンの風を長時間使用していると、目が乾燥しやすくなります。

男性ホルモンの関係
→ドライアイの症状は、男性より女性の方が割合が多いいです。
なぜなら、涙の分泌には男性ホルモンが関わっているからです。
女性はもともと男性ホルモンの分泌が男性より少なくて、更年期障害によってさらに少なくてなっていきます。

化粧品・メイク
→*️⃣化粧品(特にアイメイク、マスカラなど)が目に入りやすくなると、涙液中に油の分泌がさまたげられ、水分の蒸発をひきおこしてしまいます。

*️⃣:ここの解説は次のステップで説明する、涙のはたらきと構造をみていただければ、より理解できます。

なぜ、涙の量が減ると乾燥するのか、

それは涙のはたらきと構造から説明ができます。

涙のはたらきと構造

涙の構造

 

目をおおっている涙の構造は3つにわけれることができます。
その3つとは、油層、水層、ムチン層です。それぞれのはららきに関して説明していきます。

 

 

油層:涙の蒸発を防ぎます。油層はマイボーム線から分泌される油性成分からできています。

水層:涙のほとんどはこの水層でできています。目に潤いをあたえたり、酸素や栄養を目の組織に補給します。また細菌などの侵入や感染を防ぎ、目の傷を治癒します。涙腺というところから、まだたきをすることによって分泌されます。

ムチン層:涙を目の表面にとどめさせます。

涙の量が減ったり、3層のバランスが崩れると角膜は傷つきやすくなってしまい、ドライアイの症状をひきおこしやすくなります。

目の断面図

 

マイボーム腺から油の分泌をしています。
化粧品(特にアイメイク、マスカラなど)が目に入りやすくなると、マイボーム腺がふさがってしまうので涙が蒸発されやすくなってしまいます。

 

 

 

ここまでは、ドライアイや涙の勉強となります。
次からは、目薬を選ぶときの注意点に関して説明していきます。

 

ドライアイ目薬を選ぶときの注意点

ドライアイの目薬を選ぶときの注意点が2つあります。

それは防腐剤が含まれていないものを選ぶのと、コンタクトレンズをつけていても、目薬が使用できるかどうか確認が必要です。

その理由を説明します。

防腐剤が入っていないものを選ぶ

防腐剤とは、点眼薬に細菌や微生物が増えないようにしたり、
腐敗、汚染しないようにするため含まれている場合があります。
防腐剤が入っていると点眼薬が長期間使用できるので、いいかもしれないですがデメリットもあります。

デメリットとは目の乾きがある状態は、目の表面は特に敏感であるため、
防腐剤によって、かえってドライアイの症状を悪化させる可能性があります。

なので目の乾きでドライアイの目薬を選ぶときは、防腐剤がはいっていないものを選ぶようにしましょう。

防腐剤成分:塩化ベンザルコニウム、パラベン類、ソルビン酸カリウムなど

コンタクトレンズをつけたまま、使用できるか確認

目薬にはコンタクトレンズをつけたまま、使用できるものと、できないものがあります。
また、ハードコンタクトレンズは大丈夫だけど、ソフトコンタクトレンズはダメなものがあったりします。

コンタクトレンズをつけたまま使用できない理由は
防腐剤の塩化ベンザルコニウムが原因です。

塩化ベンザルコニウムはコンタクトレンズに吸着して
角膜上皮に障害をおこす場合があります。

コンタクトレンズをつけたまま使用したい方は、
塩化ベンザルコニウムをさけるようにしましょう。
(塩化ベンザルコニウムが含まれていなくても、コンタクトレンズをつけたまま使用できないものもあるので、薬の添付文書(説明書)で確認をしておきましょう)

 

続いては目薬を選ぶ際の、参考となる成分の説明をしていきます。

選ぶときに参考となる成分の解説

ドライアイ目薬は主に無機塩類、増粘剤、アミノ酸類でできています。

無機塩類

無機塩類は涙に近い性質を持っています。
目の乾燥を防ぎ、角膜や結膜の炎症を防ぎます。

成分:塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム水和物、硫酸マグネシウム

アミノ酸類

アミノ酸類にはタウリン、コンドロイチン、L-アスパラギン酸カリウムがあります。
それぞれの成分について、みていきましょう。

  • タウリン:目の組織の栄養物として、組織を活性化してくれたり、新陳代謝(古いものが新しいものに次々と入れかわること)を促進します。
  • コンドロイチン:角膜を保護してくれます。
  • L-アスパラギン酸カリウム:目に酸素を補給し、細胞のはたらきを活性化します。

増粘剤

増粘剤は液体の粘り気を高めてくれます。
そのため、薬が目の表面にとどまりやすくなり、目の乾燥をしにくくします。

成分:ブドウ糖、ヒプロメロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポビドン

それではいよいよ、あなたにとってもっとも効くドライアイ目薬を選んでいきましょう!

ドライアイ目薬を選ぶために、参考となるまとめ表

目薬の、参考となるまとめ表を作りました。

☑️:成分が入っている
❌:成分が入っていない

コンタクトレンズ装用時の使用有無に関しても☑️と❌で表しています。

今回、紹介している目薬は防腐剤成分(塩化ベンザルコニウム、パラベン類、ソルビン酸カリウム)が入っていないものを紹介させていただきます。

  ソフトサンティア スマイルコンタクトクール(フレッシュ、ブラック) 新ロートドライエイドEX NewマイティアCLアイスクラッシュ 新なみだロートドライアイコンタクト アイボントローリ目薬ドライアイ
             
塩化ナトリウム ☑️ ☑️ ☑️ ☑️ ☑️ ☑️
塩化カリウム ☑️ ☑️ ☑️ ☑️ ☑️
塩化カルシウム水和物 ☑️
硫酸マグネシウム ☑️
タウリン ☑️
コンドロイチン ☑️ ☑️ ☑️ ☑️ ☑️
L-アスパラギン酸カリウム ☑️
ブドウ糖 ☑️
ヒプロメロース ☑️ ☑️
ヒドロキシエチルセルロース ☑️
ポビドン ☑️
コンタクトレンズ装用時の使用有無 ☑️ ☑️ ソフトは❌ ☑️ ソフトは❌ ☑️
特徴 涙液に近い性質をもつ人口涙液 アミノ酸類が多く含まれている 高粘度のとろみがある薬液が涙の膜を作り潤いをあたえる

 

涙の3層のはたらきに注目して作られている

スッキリでさわやかなさし心地 より涙の性質に近い涙液

 

しっとりとしたさし心地

とろみがある薬液で角膜を保護する

まとめ

ドライアイの目薬は、涙の構造に注目して作られているものがほとんどです。
なので、もっとも自分にあった目薬を選ぶにはまずは、涙の構造や成分の知識をある程度、理解することが必要です。
あなたにとってもっとも効く目薬が選べたのであれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後に購入の際は必ず添付文書(薬の説明書)を読んでから購入するようにしてください